フケやかゆみは、頭皮が乾いているときと、皮脂が多く残っているときのどちらでも起こります。
原因がそれぞれ異なるので、同じ「フケが出る」でも、取るべき対応は違います。
まずは、自分がどちらに近いのかを見分けましょう。
なお、赤みやただれ、強いかゆみが続く場合は、化粧品でのケアで対応できる範囲を超えています。
その際は直ちに皮膚科へ相談してください。
フケには2つのタイプがあります
頭皮から出るフケは、見た目と手ざわりでおおまかに分けられます。
- 乾燥している場合:白く細かい粉のようなフケが、肩や襟に落ちます。頭皮がつっぱる感覚を伴い、空気が乾く季節に目立ちやすくなります。
- 皮脂が多い場合:黄色みを帯びた、やや大きくしっとりしたフケが髪の根元に残ります。頭皮のべたつきや蒸れた感覚を伴いやすくなります。
乾いている頭皮にさらに強い洗浄を重ねると、かさつきとかゆみは強まります。
逆に、皮脂や洗い残しが多い状態で洗う回数を減らすと、根元に残るものが増えます。
判断に迷う場合は、洗った翌日の夕方の感覚を参考にしてください。
つっぱる感覚が先に来るなら乾燥側、べたつきや蒸れが先に来るなら皮脂側に近いと考えられます。
シャンプーを変える前に、洗い方を見直しましょう
次の4点は、どちらのタイプでも共通します。
- ぬるま湯で予洗いします。シャンプーの前に1分ほど流すだけで、ホコリと余分な皮脂の多くは落ちます。ここをスキップしてしまうとシャンプーの量が増えてしまうので、先に流しておきます。
- シャンプーは泡立ててから頭皮につけます。原液を直接のせると、洗い伸ばすあいだに指と頭皮がこすれるので、手のひらで泡立ててから頭皮にのせてください。
- 爪を立てず、指の腹で頭皮を動かすように洗います。かゆいときほど強くこすりたくなりますが、摩擦は増やさないようにします。
- すすぎに時間をかけます。落ちたと感じてからもう30秒。生え際、耳のうしろ、襟足は残りやすい場所です。
お湯の温度も関わります。熱いお湯を使うと洗い上がりのかさつきを感じやすくなるので、38〜40℃程度を目安にしてください。手順の全体像は正しいシャンプーの仕方で整理しています。
洗う回数は、その日の頭皮の状態で決めます
毎日洗うか、間隔をあけるかは、頭皮の状態で決めます。判断の材料は次のとおりです。
- 整髪料を使った日は、その日のうちに洗います。
- 汗をかいた日も、その日のうちに洗います。
- 洗った翌日につっぱりやかさつきを感じるなら、洗浄力が強すぎる可能性があります。
- 夕方にべたつきを感じるなら、回数は今のままで充分です。
ワックスの種類による落ちやすさの違いは、ヘアワックスの落とし方で扱っています。
シャンプーは、洗浄成分と泡の重さで選びましょう
洗浄成分の種類によって、落ちる量と洗い上がりの感覚は変わります。
洗浄力が非常に強いものを毎日使うと、乾燥しやすい方には負担になります。
頭皮を清潔に保ちながら、洗い上がりがつっぱらないものを選んでください。
もう1つの目安が、泡の重さです。
さらさらした液から立てた泡は軽く、頭皮に届く前に流れます。
粘りのある液から立てた泡は重く、髪の1本1本に絡んだままとどまります。
泡が指と髪のあいだに残っていれば、直接こすれにくくなります。
フケやかゆみが気になるときは、こする回数を減らすことが先になります。
THE SHAMPOO(公式サイト)は、ノンシリコンのアミノ酸系シャンプーです。
ジェル状の液で、泡立てると粘りのある重い泡になります。
保湿成分として加水分解コラーゲンを配合しています。
使用量の目安は、ショートで約4g、ミディアムで約6g、ロングで約7gです。
量が少ないと泡が立たず、手で頭皮に刺激を与えてしまう回数が増えます。
シャンプーのあとにトリートメントを使う場合、頭皮につくことを気にする必要はありません。
THE TREATMENTは頭皮についても問題のない設計で、髪の短い方でも使えます。
適量を手に取り、髪全体になじませてから流してください。
指で洗っても物足りないときは
髪が多くて頭皮まで指が届きにくい場合は、頭皮用のブラシを使う方法があります。
THE SCALP BRUSH(公式サイト)は、継ぎ目のない一体成型のシリコン製ブラシです。
水切れがよく、洗ったあとの手入れが簡単です。
使う順番を間違えると、かえって頭皮に余分な刺激を与えてしまうことになります。
- ぬるま湯で予洗いします。
- シャンプーを手のひらで泡立て、頭皮につけます。
- 泡が立った状態で、ブラシの突起を頭皮に当て、小刻みに動かします。押しつけず、軽く当てる程度にしてください。
- すすぎます。ブラシ自体も流して乾かします。
泡が立っていない状態でブラシを当てると、突起と頭皮が直接こすれます。
かゆいときほど強く当てたくなりますが、力を上げても洗い残しは減りません。
洗ったあとは、根元から乾かしましょう
自然乾燥のまま過ごすと、根元が湿ったままの時間が長くなります。
タオルで髪を強くこするのは避け、押さえるように水分を取ってから、ドライヤーに移ります。
熱風を同じ場所に当て続けると頭皮が熱を受けるので、ドライヤーを小刻みに動かし、根元から毛先の順で乾かします。
空気が乾く時期は、湯の温度を下げます
フケやかゆみの出方は、季節によっても変わります。目安として、次のように考えてください。
- 空気が乾く時期:お湯の温度を少し下げ、すすぎの時間を確保します。洗浄力の強いものを毎日重ねると、かさつきを感じやすくなります。
- 汗の多い時期:その日のうちに汗をしっかりと洗い流すことを前提にします。
- 季節の変わり目:体調や生活のリズムが変わりやすい時期です。急に製品を変えず、まず洗い方と乾かし方に問題がないかを見ます。
洗い方を整えても気になるときは
洗い方とすすぎを整えたうえで、まだ気になるところがあれば、次の点を見直します。
- 帽子やヘルメット:長時間かぶると内側が蒸れます。外したあとは、髪と頭皮を乾かす時間を取ってください。
- 枕カバー:最低でも週に1〜2回は洗い、清潔な状態を保てるようにしてください。
- 睡眠と食事:睡眠不足や、脂質に偏った食事が続く時期に、頭皮のべたつきを感じやすくなる方もいます。
全部を今日から変える必要はありません。気になるものから1つずつで十分です。
頭皮用のアイテムを足すかどうか
洗い方を整えたうえで、頭皮に直接つけるものを足すかどうかはその時の頭皮環境との相談になります。
THE SCALP SERUMは頭皮になじませて使う美容液です。
タオルで水分を取ったあと、髪ではなく頭皮につけます。
全頭で約8〜10プッシュが目安です。使ったあとはドライヤーで乾かしてください。
洗い方とすすぎが整ってから、必要だと感じたときに足しましょう。
製品について確認をしたい場合は、こちらからご確認ください。



